人は常に歯と歯がかみ合うのは物を咬む時だけで普段は安静空隙といって1~3mmの隙間があることをご存知でしょうか。しかし、仕事に熱中してる時、特に最近パソコンに向かっている時、緊張しているなど「気がつくと上の歯と下の歯がくっついていた」状態になります。弱い力ですが、これも広い意味のかみしめ、食いしばりといえます。歯が接触していると顎のまわりの筋肉が緊張状態になり、体全体も緊張してしまいます。この習癖を「上下歯列接触癖」約してTCH(Tooth Contacting Habit)といっております。
自律神経の交感神経の緊張が続くと全身の不調を招くことが分かっております。
1.歯周病
2.頭痛
3.不眠
4.顎関節症
5.肩こり
6.詰め物が取れる
7.知覚過敏
〇かみしめ、食いしばりを改善するには
先ず、かみしめ、食いしばりが全身に影響することを認識して「かみしめない!」と意識することです。人によっては部屋のそちこっちに「歯を合わせない!!」とか「かみしめない!」と紙に書いて貼っている方もおります。
1.舌は上顎に付け唇は閉じて、上下の歯は合わせない
2.かみ合わせていることに気づいたら、すぐに歯を離す
3.唇や頬、顎など口のまわりの力を抜く
4.緊張時、集中時は姿勢を良くし、肩の力を抜いて深呼吸する
5.ストレスをためない
6.重い荷物を運んだり、激しい運動をする時は特にかみしめを注意する
長寿の時代、自分らしく生きるために歯と口のまわりの健康を守ることはとても大切です。