No240号 インプラントと喫煙

喫煙は全身に悪影響を及ぼしますが、インプラントも例外ではありません。喫煙はインプラントの治癒を遅らしたり、インプラントの骨癒合を妨げます。インプラントが脱落する原因にもなります。手術の際に「タバコをやめましょう」禁煙することが大切です。できればこれを機に禁煙しましょう。

1.ニコチンによる血流阻害

ニコチンは歯肉の血流を悪くするためインプラントを支える歯肉に酸素や栄養が行き届かず、細菌に対して抵抗力が弱まります。

2.一酸化炭素による酸素供給阻害

タバコによって発生する一酸化炭素によって酸素や栄養が行き渡らなくなります。

3.唾液の分泌減少

唾液は有害物質を中和したり、細菌の増殖を抑える働きがあります。タバコによって唾液が減少するとインプラントを支える歯肉が悪化しやすくなります。

4.免疫力の低下

タバコの有害物質により免疫力が衰えます。炎症症状が出ないままインプラントを支えている歯肉の状態が悪くなるために、場合によってはインプラントを撤去しなければならないほど進んでいることもあります。免疫力が弱まるとなかなか症状が改善しにくくなります。

院長

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