No204号 乙部中学校の歯科健診を行う
10月6日(火)に新型コロナ感染症で延期になっていた歯科健診が行われました。昨年より生徒数が少なく195名でしたが予定した時間よりかなりオーバーしました。 1.全体に虫歯は少ないように感じましたがCo(疑わしい虫歯)が多くありました。 2.一方歯肉炎や歯石がみられた人も多く、歯周病の予備軍として今からきちんとした歯磨きをしないと大変な思いをするだろうと考えさせられました。 実際、3年前の夏休みに歯肉炎やプラークの多い生徒さんに位相差顕微鏡でプラーク内の細菌を観察しましたが、らせん菌、紡錘菌、桿菌などの歯周病菌が58,8%にすでに見られたことは注目されます。 3.驚くことに歯列不正、咬合不正が第3の疾患として多くなってきております。生徒自体は気になっているのですが実際に治療中の生徒は少ないように感じました。 発育時の生活習慣、姿勢など注意していけばそんなに多くないと思われます。幼児期に筋機能訓練(MFT)をしていけば防げたと思います。(この事については後ほど) 4.何よりも各自の口腔衛生状態が良くないということです。お口をきれいにしておかないと色々と全身疾患を起こすということを知ってほしいと思います。
学校歯科医より
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