OGAWA DENTAL CLINIC. 医療法人 小川歯科医院

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ジャーナル

No247号 乙部中学校の歯科健診行われる

5月26日に乙部中学校の歯科健診が行われました。 昨年新型コロナ感染予防のために10月に延期されましたが、今年は通常どうりに実行されました。 朝8時45分から195名の生徒で健診予定の12時に終わりました。新型コロナ感染対策として、健診時以外はマスク着用、健診場所の換気をはかり、間隔を開けながら行いました。   結果として 1.顎関節の状態 大きな症状を呈する人は無かったが、多くは開口時の音がほとんどであった。成長時には時々クラッキングが見られるが次第に治癒するものと思われる。また、歯列不正によると思われるものが若干見られた。 2.歯列、咬合の状態 事前に健診票をもってくるのだが「歯並びが気になる」と記載する生徒が多く見られたが、実際には不正咬合の基準に満たないケースが多く見られた。その位、歯の審美を意識しているものと思われる。 反面、矯正している子は少なく、発育時の姿勢、おしゃぶりなど改善し筋訓練していれば早期に治るものも多い。 もっと赤ちゃんから小児期までの不正咬合になりやすい原因についてと予防法を普及させなければならないものと考える。 3.歯垢、歯石 下顎の前歯に付着していたり、全体の歯が汚れているものが見られた。歯垢は見えないものの細菌の住処であるのでしっかりと落としてもらいたい。見ていても歯がぬる~としているような生徒もいました。 4.下顎前歯の歯肉の状態 発赤、腫脹が見られるものが多く、定期的観察が必要とされている子が多かった。 また、すでに進んでいる歯肉炎も見られたので、しっかりと歯ブラシの方法をマスターして生活の一部に落とし込んでホームケアをしていただきたい。この時期の歯肉炎は歯ブラシで改善しますので、今の時期に治していただきたい。 注意することはこの時期にはすでに歯周病菌がいることを理解していただきたい。 5.う蝕 前回よりう蝕が少なくなって、市の平均とほぼ同程度のう蝕感染率になっておりますが、2次カリエスや怪しいう蝕が多いいわゆるCOが多く見られた。大分前から健診の仕方が変わっているので、それだけ見る目が甘くなっているので虫歯がないと安心していただきたくないと思う。   まとめ 全体に歯科医院に行って削って詰めるだけの治療ではなく、歯肉の管理もしている歯科医を選んでほしい。歯肉炎を放置しておりますと歯周炎に移行していきますので注意していただきたい。また、治療勧告の用紙をいただいたら、きちんと治療あるいは精査をしていただき結果を学校に提出していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

以上

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